べらぼう 12話 俄なる「明月余情」 ネタバレ あらすじ

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目次

べらぼう 12話 動画と見どころ解説

べらぼう 12話 NHKの公式予告 動画の解説

べらぼう 12話 見どころ

  • 吉原に出入り自由な「俄」の期間を利用して、松葉屋の女郎・うつせみと小田新之助が足抜け
  • 「俄」に着想を得た朋誠堂喜三二が蔦屋重三郎の「明月余情」の「序」を執筆

べらぼう 12話 あらすじ

「俄(にわか)」で集客を図る吉原遊郭の関係者たち

べらぼう 11話富本午之助に吉原の「俄(にわか)」に出演してもらうことに成功したものの、準備不足のため結局、午之助は禿たちと相撲を取っただけで帰ってしまいます。

今年の「俄」こそは吉原の内だけの小さな催しに終わらないよう、吉原の遊郭関係者たちは小さな子どもや女性にも来てもらえるよう企画を考えます(「俄」の期間中は通行切手が不要で誰でも吉原内に出入りができました)。

大文字屋と若木屋が張り合う

その吉原の遊郭関係者たちの中でも特に気合いが入っているのが、ドケチで有名な「カボチャ」こと大見世の大文字屋市左衛門(伊藤淳史)と、板元の西村屋与八(西村まさ彦)がひいきにしている中見世の若木屋です。

若木屋は「俄」の差配(さはい。主導権のこと)を握るために、西村屋と組んで錦絵「青楼俄狂言尽(せいろうきょうげんづくし)」を出版します。

「俄番付」の出版を思いつく蔦屋重三郎

若木屋の錦絵に対して大文字屋は特に策はなく、蔦屋重三郎には吉原の親父たちから呼び出しも受けません。

「俄」が始まる8月1日まで大文字屋と若木屋の競争をはたから眺めているだけで、当日になっても2人の出し物である「雀踊り」を見守るのみです。そんなんとき勝川春章(前野朋哉)が、磯田湖龍斎(鉄拳)が書いた「青楼俄狂言尽」を見て、悔しそうにしています。

そんな春章の姿を見た蔦屋重三郎は、俄の期間が始まっているにも関わらず、「俄」の出し物を示す「俄番付」の出版を思い付きます。

べらぼう 12話 ネタバレ

「俄(にわか)」の期間は誰でも出入りが可能

「俄(にわか)」とは吉原に取って紋日(イベント)の1つで、6月の玉菊燈籠と並んで吉原の存在を世間に示す絶好の機会です。

「俄」は毎年旧暦の8月1日から1ヶ月間にわたって毎日行われていて、この期間中は大門にある四郎兵衛会所で通行切手を示す必要はなく、子どもでも一般の女性でも誰でも吉原に自由に出入りができたと言われています。

その出入り自由な環境と祭りの喧騒を利用して、松葉屋の女郎であるうつせみ(小野花梨)と小田新之助(井之脇海)は吉原から足抜けします。

「俄踊り」とは

「俄」で出される踊りのことを「俄踊り」と言われます。元は幇間などの芸人が吉原で見せる寸劇や即興劇から始まり、歌舞伎の要素も取り入れられるようになります。

大文字屋と若木屋が「俄」の期間中ずっと踊り続けていた「雀踊り」とは、この「俄踊り」の一種でしょう。

朋誠堂喜三二と俄番付「明月余情」(にわかばんづけめいげつよじょう)

このような吉原独特の雰囲気に魅せられてしまった朋誠堂喜三二(平沢常富)(尾美としのり)は、蔦屋重三郎に頼み込まれて俄番付「明月余情」の「序」の部分を執筆します。

当時、朋誠堂喜三二(ほうせいどうきさんじ)は鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)が出版する青本の専属作家であり、蔦屋重三郎と関係を持つことは難しい状況でした。

「明月余情」の次は「娼妃地理記(しょうひちりき)」

しかしべらぼう12話では「吉原好事家(吉原マニア)」である朋誠堂喜三二にとって、大文字屋と若木屋の競争も含めて「俄」の雰囲気について語らずにいられない様子が描かれています。

この「明月余情」をきっかけとして、蔦屋重三郎と朋誠堂喜三二の関係が深まり、1777(安永6)年の遊女評判記「娼妃地理記(しょうひちりき)」の出版につながります。

なお、べらぼうのあらすじとネタバレ初回から一気に読みたいという方は、「2025年大河ドラマべらぼうの全話あらすじとネタバレ一覧」という記事の、「べらぼう 各話あらすじとネタバレ解説」という項目を参考にしてください。

べらぼう 12話 用語

大河ドラマ「べらぼう」12話に登場する用語の用語集です。ドラマを視聴する際の参考にしてください。

そのほかの分からない単語につきましては、五十音順になった「べらぼう 用語集」の記事を参考にしてください。

12話 主な登場人物・キャスト・役柄

3月16日に放送される、べらぼう 12話で登場する蔦屋重三郎・富本午之助・鱗形屋孫兵衛などの主なキャスト・役柄は以下の記事を参考にしてください。

べらぼう 12話 関連記事

大河ドラマ「べらぼう」の年表に関する内容は下記の記事を参考にしてください。

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