べらぼう 9話 動画と見どころ解説
べらぼう 9話 NHKの公式予告 動画の解説
べらぼう 9話 見どころ
- 吉原の女郎屋・引手茶屋と、吉原細見を発行する地本問屋たちの仲は険悪に
- 蔦屋重三郎の幼馴染みの花魁・瀬川に鳥山検校からの身請け話が浮上する
べらぼう 9話 あらすじ
吉原細見以外の方法で集客を考える蔦重
べらぼう 8話で駿河屋市右衛門は鶴屋喜右衛門を投げ飛ばし、吉原の親父たちと地本問屋の仲間たちとの仲は険悪なものになっていました。
両者の仲が悪くなると、いくら蔦屋重三郎が吉原細見を作っても、江戸市中に流通させることはできません。
9話の玉菊燈籠恋の地獄では、再び吉原から客足が遠のくことを心配した親父たちは、蔦屋重三郎に吉原細見以外の手段で客を集める方法を考えるように命じます。
瀬川に鳥山検校からの身請け話が持ち上がる
一方、吉原の女郎屋である松葉屋では、瀬川(小芝風花)に身請けの話が持ち上がります。盲人で高利貸しの鳥山検校(とりやまけんぎょう)(市原隼人)が、瀬川のために千両(約1億8,800万円)もの身代金を支払うと言っているのです。
ひそかに瀬川のことを想っていた蔦屋重三郎は、瀬川に「身請け話を断ってほしい」と泣いて頼みます。
そこで瀬川は、松葉屋の女将・いね(水野美紀)に断るつもりであると伝えると、いねは不審に思いつつも瀬川の申し入れを受け入れて検校からの身請け話を断ります。
べらぼう 9話 ネタバレ
地本問屋の仲間ではなかった蔦屋重三郎
べらぼう 8話で、蔦屋重三郎版の吉原細見「籬の花(まがきのはな)」をヒットさせることに成功しました。ですが、蔦屋重三郎は正式な地本問屋の株(正式な営業権)を持っているわけではありません。
この時点では蔦屋重三郎は、吉原細見を作って吉原の中で流通させることはできても、吉原以外の江戸市中では流通させることはできなかったのです。
本を流通させれば奉行所に捕まったかもしれない蔦屋重三郎
もし無理にでも蔦屋重三郎が作った本を流通させようとすれば、地本問屋たちは奉行所に訴え出て、「モグリの業者」として、蔦屋重三郎は役人の手によって捕らえられ、人生が終了してしまったかもしれません。
身代金が千両(約1億8,800万円)の瀬川
一方、今回は吉原にいた女郎たちの過酷な現実を目にする回です。
1人目は松葉屋の高級女郎である瀬川です。高級女郎といってもその地位に登るための教養や知識をつけるために、相当な身代金を負っているはずで、「べらぼう」では鳥山検校が千両もの大金を支払って肩代わりしたいと言い出します。
財力のない男を好きになっても結ばれない女郎
検校は高利貸しであるため、現在の1億8,800万円相当のお金を出すことが可能です。しかし女郎は財力のない男(間夫)をいくら想っていても、結ばれることはないという非情な現実を迎えることとなります。
足抜けに失敗し折檻を受けるうつせみ
2人目は同じく松葉屋の女郎で座敷持(ざしきもち)という格を持つ、うつせみ(小野花梨)のケースです。
座敷持は6階級に分けられた女郎の格付けのうち、上から4番目です。よって花魁の瀬川よりは身代金は安く済みます。
うつせみの身代金は三百両(約5,640万円)
それでもうつせみを身請けするために支払う身代金は、三百両で現在の価値に直すと約5,640万円です。一介の浪人者にすぎない小田新之助(井之脇海)が払えるような金額ではありません。
そこで2人は「足抜け」つまり無断で吉原を脱走をしようとしますが、あえなく追っ手に捕まります。
女郎を死に追いやる折檻
足抜けを試みた女郎が脱走に失敗すれば、主人から折檻を受けます。要はひどい暴力を受けるわけですが、他の女郎への見せしめも兼ねています。
そのため折檻は苛烈を極め、ときには女郎を死に追いやることもあったそうです。
なお、べらぼうのあらすじとネタバレ初回から一気に読みたいという方は、「2025年大河ドラマべらぼうの全話あらすじとネタバレ一覧」という記事の、「べらぼう 各話あらすじとネタバレ解説」という項目を参考にしてください。
べらぼう 9話 用語(3月2日放送)
べらぼう 9話に登場する用語の用語集です。ドラマを視聴する際の参考にしてください。
そのほかの分からない単語につきましては、五十音順になった「べらぼう 用語集」の記事を参考にしてください。
べらぼう 9話 主な登場人物・キャスト・役柄
3月2日に放送される、べらぼう 9話で登場する蔦屋重三郎・鳥山検校・瀬川などの主なキャスト・役柄は以下の記事を参考にしてください。
べらぼう 9話 関連記事
鳥山検校や吉原遊郭での遊び方に関する内容については、下記の記事を参考にしてください。
