結論:竹中半兵衛は、豊臣秀吉を支えた“知略型の天才軍師”で、黒田官兵衛と並び「二兵衛」として知られる戦国武将です。
・秀吉軍を支えた天才軍師
・黒田官兵衛と「二兵衛」として活躍
・稲葉山城の乗っ取りで名を上げる
・36歳で病死(第23話「さらば半兵衛」)
「豊臣兄弟!」では、秀吉や小一郎を支える知将として登場しており、第23話「さらば半兵衛」でその最期が描かれます。
また、竹中半兵衛の最期や黒田官兵衛との「二兵衛」関係について詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてください。
→ 竹中半兵衛はなぜ死亡した?「さらば半兵衛」で描かれる最期を解説
→ 黒田官兵衛と竹中半兵衛|“二兵衛”と呼ばれた秀吉軍の天才軍師を解説
結論|竹中半兵衛は“秀吉軍を支えた天才軍師”
竹中半兵衛は、羽柴秀吉の中国攻めを支えた戦国時代屈指の軍師です。
優れた知略を持つ人物として知られ、「三国志」で登場する蜀の国の名軍師・諸葛孔明(しょかつこうめい)になぞらえて「今孔明(いまこうめい)」とも呼ばれてきました。
また「豊臣兄弟!」では、黒田官兵衛と並ぶ秀吉軍の知将として描かれており、第23話「さらば半兵衛」では最期が描かれます。
竹中半兵衛の死因や最期、有岡城事件との関係については、下記の記事で詳しく解説しています。
→ 竹中半兵衛はなぜ死亡した?「さらば半兵衛」で描かれる最期を解説
「豊臣兄弟!」での竹中半兵衛の役割
秀吉や小一郎を支える軍師として登場
「豊臣兄弟!」では、半兵衛は秀吉や小一郎を支える知将として描かれています。
戦況分析や献策を通じて、秀吉軍を支えていく重要人物です。
第21話「風雲!竹田城」では播磨の平定と同時に、軍資金を確保するために但馬国にある生野銀山を支配する、竹田城城主の太田垣輝延を攻撃する策を、秀吉と小一郎に提案します。
黒田官兵衛とともに「二兵衛」と呼ばれる
半兵衛は黒田官兵衛とともに、「二兵衛(両兵衛)」と呼ばれることでも知られています。
二人とも秀吉軍を支えた軍師であり、「豊臣兄弟!」でも重要な役割を果たしていくことになります。
第23話「さらば半兵衛」で病死
NHKが公開した第23話タイトルは「さらば半兵衛」。
史実でも半兵衛は若くして亡くなっており、「豊臣兄弟!」の第23話は半兵衛が病死するシーンで終わります。
竹中半兵衛とはどんな人物?
美濃国の武士・竹中家に生まれる
竹中半兵衛の本名は竹中重治(たけなかしげはる)です。
竹中半兵衛は1544(天文13)年、美濃国(現在の岐阜県)の大御堂(おおみどう)城城主・竹中重元(しげもと)の子として誕生。
当時の美濃国では斎藤道三が勢力を誇っており、父・竹中重元は道三に重用され、大御堂城も道三から拝領したと言われています。
若い頃から知略に優れていた
半兵衛は病弱だったとも伝わっていますが、その一方で非常に頭脳明晰な人物として知られていました。
剣術や槍術で主君に仕えるといったいわゆる「武闘派の武士」ではなく、普段は読書に耽ったり物静かに考え事をしているなど口数の少ない武士だったようです。
稲葉山城乗っ取りで名を上げた
半兵衛の名を一気に天下へ知らしめたのが、「稲葉山城乗っ取り」の逸話です。
1564(永禄7)年2月6日、わずか16人の手勢を率いて斎藤龍興の居城・稲葉山城へ入り込み、半年間も城を占拠。半兵衛が城を占拠している間、「西美濃三人衆」の一人である安藤守就も駆けつけ、稲葉山城を包囲することに協力していました。
この出来事によって、半兵衛は「知略の天才」として広く知られるようになりますが、最終的には稲葉山城を斎藤龍興に返却。こののち斎藤家を退去します。
竹中半兵衛はなぜ“今孔明”と呼ばれた?
中国の軍師・諸葛孔明になぞらえられた
半兵衛は、「三国志」に登場する蜀の国の名軍師・諸葛孔明(しょかつこうめい)になぞらえて、「今孔明(いまこうめい)」と呼ばれることがあります。
「今孔明」と呼ばれる所以の1つは、半兵衛の息子・竹中重門(しげかど)が書いた、豊臣秀吉の一代記を描いた「豊鑑(とよかがみ)」です。
この本の中で重門は、秀吉を蜀の国の皇帝だった劉備元徳に、父・半兵衛を劉備元徳の軍師であった諸葛孔明になぞらえています。
戦よりも知略や調略を重視した
半兵衛は、無理に戦うよりも、敵を説得したり戦況を読み切ったりすることを重視していました。
そのため、「知将型の軍師」として後世でも高く評価されています。
秀吉軍の頭脳として活躍した
竹中半兵衛は羽柴秀吉のもとでは、中国攻めなどで軍師として活躍。
竹中半兵衛と黒田官兵衛の「二兵衛」が知略で共に活躍した代表例が1577(天正5)年11月26日に行われた播磨国の福原(佐用)城攻めです。
このとき2人は左右から城を取り囲み、福原助就(ふくはらすけなり)が籠る福原城をわずか1日で落城させています。
竹中半兵衛の死亡や死因について
「信長公記」によると竹中半兵衛は1579(天正7)年6月13日に病死したと記録されています。
三木城攻めの最中の出来事で、まだ36才という若さでした。
半兵衛の死を聞いた秀吉は、思わず手を握りしめて落涙したと言われています。
また半兵衛は、その死の直前に黒田官兵衛の息子・松寿丸を救った逸話でも有名です。
→ 竹中半兵衛はなぜ死亡した?「さらば半兵衛」で描かれる最期を解説
黒田官兵衛との関係|“二兵衛”と呼ばれた軍師
「二兵衛(両兵衛)」とは?
竹中半兵衛と黒田官兵衛は、ともに秀吉を支えた名軍師として知られています。
二人とも名前に「兵衛」がつくことから、「二兵衛(にへえ)」や「両兵衛(りょうべえ)」とも呼ばれるようになりました。
半兵衛と官兵衛はどう違った?
竹中半兵衛は「静かな知略型」、黒田官兵衛は「実行力と調略に優れた軍師」として語られることが多いです。
どちらも秀吉軍を支えた重要人物でした。
秀吉軍を支えた二人の軍師
秀吉が天下人へ近づくことができた背景には、半兵衛と官兵衛という二人の軍師の存在がありました。
二兵衛の関係や違いについては、下記の記事でも詳しく紹介しています。
黒田官兵衛と竹中半兵衛の関係を詳しく知りたい方へ
“二兵衛”と呼ばれた二人の軍師の違いや関係性については、下記の記事で詳しく解説しています。
→ 黒田官兵衛と竹中半兵衛|“二兵衛”と呼ばれた秀吉軍の天才軍師を解説
竹中半兵衛と松寿丸の関係
松寿丸とは誰?
松寿丸(しょうじゅまる)は、黒田官兵衛の嫡男で、後の黒田長政です。
後に福岡藩初代藩主となる人物として知られています。
処刑危機から命を救った逸話
有岡城事件で官兵衛が幽閉されると、織田信長は「官兵衛も裏切った」と疑い、人質だった松寿丸にも処刑命令を出したとされています。
しかし半兵衛は、松寿丸を密かに匿って命を救ったという逸話で有名です。
半兵衛の人格が伝わる有名な話
この逸話は、半兵衛の知略だけではなく、人情深さや義理堅さを象徴する話として現在でも語り継がれています。
松寿丸について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
松寿丸について詳しく知りたい方へ
松寿丸がどんな人物だったのか、なぜ命を救われたのかについては、下記の記事で詳しく解説しています。
竹中半兵衛についてよくある質問(FAQ)
竹中半兵衛の本名は?
竹中半兵衛の本名は「竹中重治(たけなかしげはる)」です。
「半兵衛」は通称として知られています。
竹中半兵衛はなぜ“今孔明”と呼ばれた?
知略に優れ、「三国志」に登場する蜀の名軍師・諸葛孔明になぞらえられたためです。
竹中半兵衛はなぜ若くして亡くなった?
詳しい病名は不明ですが、病死したと伝わっています。
竹中半兵衛は「豊臣兄弟!」でいつ死亡する?
第23話「さらば半兵衛」で最期が描かれます。
黒田官兵衛と竹中半兵衛はどちらが優秀?
一概には比較できませんが、半兵衛は理論型、官兵衛は実戦・調略型として語られることが多いです。
竹中半兵衛や有岡城事件をさらに詳しく知りたい方へ
竹中半兵衛はなぜ死亡した?
「さらば半兵衛」で描かれる最期や、死因について詳しく紹介しています。
→ 竹中半兵衛はなぜ死亡した?「さらば半兵衛」で描かれる最期を解説
黒田官兵衛はどうなる?
有岡城事件で幽閉される黒田官兵衛について詳しく解説しています。
→ 黒田官兵衛はどうなる?荒木村重の乱で幽閉された天才軍師を解説
黒田官兵衛と竹中半兵衛の関係
“二兵衛”と呼ばれた二人の軍師の関係を詳しく解説しています。
→ 黒田官兵衛と竹中半兵衛|“二兵衛”と呼ばれた秀吉軍の天才軍師を解説
有岡城事件とは?
荒木村重の謀反(「有岡城の戦い」)から官兵衛幽閉まで、有岡城で起きた事件の流れをわかりやすくまとめています。
→ 有岡城事件とは?荒木村重の謀反と黒田官兵衛幽閉をわかりやすく解説
豊臣兄弟!ネタバレ最終回と全話あらすじ
豊臣兄弟!あらすじ全話まとめ
大河ドラマ「豊臣兄弟!」の最新話から1話までのあらすじ・ネタバレ・月別の流れを整理したい方は、下記の記事を参考にしてください。
→ 豊臣兄弟!あらすじ全話まとめ|最新話までの流れを簡単解説
豊臣兄弟!ネタバレ最終回まで
本能寺の変・賤ヶ岳の戦い・小牧長久手の戦い・天下統一など、「豊臣兄弟!」の最終回までの結末や主要人物の今後については下記の記事で詳しく解説しています。
→ 豊臣兄弟!ネタバレ最終回まで|秀吉・秀長・信長・家康の結末を解説
参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考文献としています。
- 八津弘幸 豊臣兄弟! 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド) NHK出版
- 桑田忠親 豊臣秀吉研究 上 角川選書クラシックス (角川選書 1402)
- 太田牛一(著) 中川太古(翻訳) 現代語訳 信長公記 (新人物文庫) 中経出版
- NHK大河ドラマ歴史ハンドブック 軍師官兵衛 (NHKシリーズ) NHK出版
