2025年大河ドラマべらぼうの全話あらすじとネタバレ一覧

2024年12月31日2025年5月1日

2025年大河ドラマ「べらぼう」全体のあらすじと魅力

「べらぼう」の物語概要と見どころ

引手茶屋「蔦屋」の一隅で貸本屋を始める

時は1792（明和9）年。人口は100万を超え、戦を忘れてすでに久しい天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。

「蔦重」こと蔦屋重三郎（横浜流星）は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子・丸山柯理として生まれますが、わずか8才にして両親と生き別れ、引手茶屋・駿河屋市右衛門（高橋克実）の養子に。

血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれた蔦重は、吉原の大門前にある引手茶屋「蔦屋」の一隅で貸本屋を興して、その後、「吉原細見」の編集・出版業をはじめます。

田沼意次が作り出した自由な雰囲気でさまざまな文化人たち交流

幕府老中・田沼意次（渡辺謙）が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内（安田顕）など多彩な文人が輩出。蔦重は、朋誠堂喜三二（尾美としのり）などの通人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんにつかった書籍でヒット作を次々と世に送り出すことに。

蔦屋重三郎は33歳にして江戸の出版の発信地・日本橋通油町に「耕書堂」を構えることになり、「江戸のメディア王」へと上っていきます。

主人公蔦屋重三郎と江戸時代の背景解説

蔦屋重三郎が生きた18世紀後半の江戸時代というのは、世襲が当たり前の時代。そんな時代の空気に反発するように江戸の出版業界（地本問屋・書物問屋）に登場したのが蔦屋重三郎です。

吉原の貸本屋にすぎなかった立場からわずか10年にして、出版業界の中心地であった日本橋通油町に「耕書堂」として軒を連ねるようになります。

何事も世襲という時代で、蔦屋重三郎のような新参者が、後年「江戸のメディア王」と言われるまでのし上がることができたのは、財政を担当し商業を重視した老中・田沼意次の自由で開かれた経済政策も見逃すことができません。

脚本・森下佳子が描く江戸の世界

「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)」のインタビューによると、脚本を担当されている森下佳子（もりしたよしこ）さんは、2025年大河ドラマ「べらぼう」において、2つの視点を中心として江戸時代を描くとされています。

蔦重（蔦屋重三郎）が住む市井の人々の視点
田沼意次をはじめとした幕政に携わる人々の視点

この2つの視点は相似形であって、べらぼう 1話やべらぼう 10話のように町人と武士という身分の垣根を超えて交わることがあるようです。

べらぼう各話あらすじとネタバレ解説

べらぼう 1話～5話のあらすじと見どころ解説

べらぼう 1話～5話あらすじ

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放送日	放送回	あらすじ
2025年1月5日(日)	1話	蔦重が吉原細見と出会う
2025年1月12日(日)	2話	蔦重が改として吉原細見「嗚呼御江戸」を完成させる
2025年1月19日(日)	3 話	蔦重が改として遊女評判記「一目千本」を完成させる
2025年1月26日(日)	4話	蔦重が錦絵「雛形若菜初模様」を企画
2025年2月2日(日)	5話	蔦重が鱗形屋お抱えの改となる

べらぼう 1話～5話見どころ解説

大河ドラマ「べらぼう」が始まったときの蔦屋重三郎はまだ何者でもなく、客に本を一冊貸してわずか六文の売上をえる小さな商いしかできない貸本屋に過ぎませんでした。

そこから江戸の地本問屋の1つである鱗形屋孫兵衛（片岡愛之助）が出版する吉原細見の改（あらため）となって、出版業界に「蔦重ここにあり」と存在感を示していくという流れになっています

べらぼう 6話～10話のあらすじと見どころ解説

べらぼう 6話～10話あらすじ

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放送日	放送回	あらすじ
2025年2月9日(日)	6話	鱗形屋で偽板が発覚する
2025年2月16日(日)	7話	蔦重が板元となって吉原細見「籬の花」を出版する。花の井が五代目瀬川を襲名
2025年2月23日(日)	8話	蔦重の吉原細見「籬の花」が大ヒット
2025年3月2日(日)	9話	うつせみが吉原からの足抜けに失敗し折檻を受ける
2025年3月9日(日)	10話	瀬川が鳥山検校の身請けが決まる。蔦重がはなむけに錦絵「青楼美人合姿鏡」を企画

べらぼう 6話～10話見どころ解説

遊女評判記「一目千本」で名を上げることに成功した蔦屋重三郎は、吉原細見「籬の花」で「耕書堂」という名前の板元として出版する機会を得ます。この間、出版業界では北尾重政（橋本淳）や勝川春章（前野朋哉）という人気絵師との知遇も得ます。

また6話から10話で見逃せないのは、吉原遊廓内にいた女郎たちである、瀬川（小芝風花）やうつせみ（小野花梨）の存在です。彼女たちが背負う人生の苦難にもスポットライトが当たります。

べらぼう 11話~15話のあらすじと見どころ解説

べらぼう 11話~15話のあらすじ

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放送日	放送回	あらすじ
2025年3月16日(日)	11話	蔦重、富本午之助を取り込んで直伝の富本正本の板元となる
2025年3月23日(日)	12話	蔦重が朋誠堂喜三二を取り込んで俄番付「明月余情」の出版をする
2025年3月30日(日)	13話	座頭金を貸し出し当道座に幕府の取り締まりが入る
2025年4月6日(日)	14話	お瀬以（瀬川）と鳥山検校が離縁。お瀬以は姿をくらます
2025年4月13日(日)	15話	「西の丸」の徳川家基と老中首座の松平武元の死

べらぼう 11話～15話見どころ解説

蔦重は吉原細見だけでなく、富本正本や俄番付などの出版を手がけるようになり、知己も増えます。その中の1人が朋誠堂喜三二（尾美としのり）です。生まれ育ちの吉原が蔦重と意気投合して、面白おかしい青本をヒットさせるようになります。

一方、千四百両もの大金で鳥山検校に身請けされた瀬川（小芝風花）は自分が多くの人々から恨まれることを知り、鳥山検校から離縁されたことをきっかけとしてひっそりと蔦重の前から姿を消します。

べらぼう 16話~20話のあらすじと見どころ解説

べらぼう 16話~20話のあらすじ

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放送日	放送回	あらすじ
2025年4月20日(日)	16話	平賀源内が獄死
2025年5月4日(日)	17話	蔦重が往来物を「耕書堂」で売り出す
2025年5月11日(日)	18話	蔦重が唐丸と再会。「歌麿」という画号を授ける
2025年5月18日(日)	19話	蔦重が戯作者・恋川春町を引き入れることに成功
2025年5月25日(日)	20話	蔦重が狂歌師の大田南畝と初対面

べらぼう 16話~20話見どころ解説

蔦重に「書を以て世を耕せ」として「耕書堂」という書肆の名を授けた平賀源内（安田顕）が獄死します。

しかし蔦重の周りにはかつて「唐丸」として拾ってきた子どもであった歌麿（染谷将太）が戻ってきたり、幕臣で文人として名高い大田南畝（桐谷健太）との知己を得るなど、江戸のメディア王として強固な人的ネットワークが出来つつあります。

べらぼう 21話~25話のあらすじと見どころ解説

べらぼう 21話~20話のあらすじ

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放送日	放送回	あらすじ
2025年6月1日(日)	21話	蔦重と歌麿がパクリ企画「雛形若葉」をプロデュース。幕府内で松前藩の上知の計画が始まる
2025年6月8日(日)	22話	蔦重が恋川春町の「廓ばかむら費字盡」をプロデュース。誰袖と田沼意知が計らって松前藩に抜荷をさせようとする
2025年6月15日(日)	23話	蔦重、日本橋に進出することを決意
2025年6月22日(日)	24話	蔦重、日本橋通油町の丸屋小兵衛を買収することに失敗
2025年6月29日(日)	25話