べらぼう 7話 ネタバレ あらすじ 好機到来「籬の花」

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目次

べらぼう 7話 動画と見どころ解説

べらぼう 7話 NHKの公式予告 動画の解説

べらぼう 7話 見どころ

  • 蔦屋重三郎が地本問屋の仲間たちの前で吉原細見を従来の2倍売ると啖呵を切る
  • 蔦屋重三郎は工夫によって吉原細見「籬の花」を新たな読者層を開拓する

べらぼう 7話 あらすじ

蔦屋重三郎が「倍売れる吉原細見」作りを始める

7話の好機到来「籬の花」では、蔦屋重三郎は地本問屋・鶴屋で行われる、地本問屋(じほんどんや)の仲間同士の会合に出席します。

そこで蔦重は、6話で重版・類版の不正を犯した鱗形屋に代わって自分が板元となって吉原細見を発行したいと述べ、「蔦屋重三郎版の吉原細見なら倍、売ってみせる」と啖呵を切ってしまいます。

それを受けて鶴屋喜右衛門(風間俊介)は、倍売れるような吉原細見を作ることができれば、地本問屋の仲間に入れてやると交換条件を了承します。

西村屋与八も吉原細見のマーケットに参入

そんなとき同じく江戸の地本問屋である西村屋与八(西村まさ彦)と、小泉忠五郎という人物を改(あらため)として自分の店でも、吉原細見作りを始めると言い出します。

さらに蔦屋重三郎に対しても「一緒に組もう」と、西村屋が作る吉原細見の改にならないかと誘われますが、蔦屋重三郎はこの提案を断ります。

蔦重が独立した板元となって「蔦屋重三郎版 吉原細見」作る決意は、相変わらず固いままのようです。

べらぼう 7話 ネタバレ

蔦屋重三郎版の吉原細見「籬の花」は本当にヒットした

鶴屋喜右衛門と地本問屋の株仲間の前で「今までの倍を売る」と宣言した蔦屋重三郎ですが、どうやってそんなことができるのでしょうか?

ですが、鱗形屋孫兵衛版の吉原細見「細見嗚呼御江戸(さいけんああおえど)」や遊女評判記「一目千本(ひとめせんぼん)」よりも、1775(安永4)年秋に刊行された、蔦屋重三郎版の吉原細見「籬の花」はヒットしたというのは史実のようです。

倍売ったのはコンテンツのおかげか?

べらぼう 7話のあらすじを読んでいると、「籬の花」には花の井(小芝風花)が「五代目瀬川」の大名跡を継ぐという記事を載せて、コンテンツをより充実させたことになっています。

実際の蔦屋重三郎も「籬の花」でもコンテンツを充実させていたのでしょうが、「一目千本」よりもヒットさせた本当の理由は吉原細見の中身ではなく、外見の方にあります。

「籬の花」の工夫 レイアウトと中身の変更

実は蔦屋重三郎は「籬の花」から本のレイアウトと大きさを変え、ページ数を減らすという工夫を凝らしています。

レイアウトの変更

蔦屋重三郎版の吉原細見では、レイアウトが変更されます。吉原内部を各町ごとに上下に分け、女郎屋の並びを記すスタイルに変更します。

また本の大きさを小型(15.7cm×11cm)から中型(19cm×13cm)に変えて、読者の見やすさにこだわります

ページ数を減らす

一方で丁数(ページ数)を従来の半分に減らすという工夫も見せています。本を薄くすることで懐にしまえるという利便性が上がります。

本を薄くするというアイデアは、「べらぼう」では平賀源内の弟子・小田新之助(井之脇海)が出しています。

蔦屋重三郎が「倍売った」理由

丁数(ページ数)を減らすということは、紙の節約になり製本をするときの原価を抑えることができます。刷り上がった「籬の花」は、従来の吉原細見よりも安く販売することが可能になり、蔦屋重三郎は読者層を広げることに成功したのです。

これこそが蔦屋重三郎が「倍売ってみせる」といった言葉のカラクリでした。

蔦屋重三郎が「倍売った」理由については、「べらぼう 吉原細見とは 細見嗚呼御江戸・一目千本・籬の花・名華選」という記事の、「蔦屋重三郎版 吉原細見「籬の花」はなぜヒットしたのか?」という項目も参考にしてください。

なお、べらぼうのあらすじとネタバレ初回から一気に読みたいという方は、「2025年大河ドラマべらぼうの全話あらすじとネタバレ一覧」という記事の、「べらぼう 各話あらすじとネタバレ解説」という項目を参考にしてください。

べらぼう 7話 用語

大河ドラマ「べらぼう」7話に登場する用語の用語集です。ドラマを視聴する際の参考にしてください。

そのほかの分からない単語につきましては、五十音順になった「べらぼう 用語集」の記事を参考にしてください。

べらぼう 7話 主な登場人物・キャスト・役柄

2月16日に放送される、べらぼう 7話に登場する蔦屋重三郎・鱗形屋孫兵衛・田沼意次などの主なキャスト・役柄は以下の記事を参考にしてください。

べらぼう 7話 関連記事

吉原細見や「籬の花」に関する詳細な記事については下記の記事を参考にしてください。

著:森下 佳子, 編集:NHK出版, 読み手:NHKドラマ制作班
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