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豊臣秀長 豊臣秀次の関係 叔父と甥 豊臣大名のNo.1とNo.2

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目次

豊臣秀長と豊臣秀次とは

豊臣秀長とは

豊臣秀長(とよとみひでなが)(1540~1591年)とは、NHKの2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」の主人公(仲野太賀)で、天下統一(天下一統)の事業を成し遂げた兄・豊臣秀吉(池松壮亮)を政治・軍事・外交などのあらゆる面からサポートし、自身は大和・紀伊・和泉の3カ国を統治したことで知られています。

豊臣秀次とは

豊臣秀次(とよとみひでつぐ)(1564~1595年)とは、豊臣秀吉から1591(天正19)年12月28日に関白職と豊臣家の家督を譲られるも、秀吉の命令によって1595(文禄4)年7月15日に紀州の高野山において切腹を果たした人物として知られています(「豊臣秀次切腹事件」)。

今回の記事では豊臣秀長と豊臣秀次の関係についてご紹介します。

豊臣秀長と豊臣秀次の関係 その1: 叔父と甥

叔父と甥の関係にあった豊臣秀長と豊臣秀次

豊臣秀長と豊臣秀次は、血のつながった親族同士で叔父と甥の関係にありました。

具体的には豊臣秀長には瑞竜院殿日秀尼(「豊臣兄弟!」では宮澤エマさんが演じる「とも」と言う女性にあたる)というと言う8才年が離れた姉がいて、その姉の長男が豊臣秀次にあたります。

なお秀長と秀次の親族関係については下記の記事でも詳しく説明しています。合わせて参考にしてください。

豊臣秀次の弟・豊臣秀保は秀長の後継者

ちなみに豊臣秀次の弟で、幼名は「鍋丸(なべまる)」もしくは「御虎(おとら)」と呼ばれ、元服後は豊臣秀保と名乗った人物がいます。

豊臣秀保1588(天正11)6月に豊臣秀長の養嗣子となり1591(天正19)年1月21日に秀長が病死したのちは、後継者として大和・紀伊の2カ国の所領を引き継ぐことになります

豊臣秀長と豊臣秀次の関係 その2: 豊臣一門衆大名のNo.1とNo.2

秀長は大和・紀伊・和泉の大名に 秀次は近江八幡山から尾張の大名に

1585(天正13)年3月に紀州征伐、同年5月に四国征伐が行われたのち、豊臣秀長は豊臣一門衆大名として常にNo.1の地位にあり、豊臣秀次はNo.2の地位に置かれることになります。

豊臣秀長が秀吉から任された所領は大和郡山城を居城として、大和・紀伊・和泉の3カ国「100万石(実質は73万石)」。一方、豊臣秀次は任されたのは近江八幡山城を居城として、近江八幡山を中心とした43万石(甲賀郡・野洲郡・蒲生郡・坂田郡・浅井郡の全域と伊香郡・犬上郡の一部)でした。

1590(天正18)年7月、豊臣秀長が病気で亡くなる半年前、豊臣秀次は近江八幡山から尾張一国に加増転封されますが、それでも本人の直轄地となる領地高は57万石で、名目上の収入は秀次は秀長よりもやや少ないと言う程度でした。

四国征伐では秀長は総大将 秀次は別働隊の大将

1585(天正13)年5月に行われた四国征伐では、豊臣軍は総勢で12万3,000もの兵を率いていたと言われています。このとき総大将の豊臣秀長は軍を4つに分けて四国に上陸。軍の内訳は以下の通りでした。

  • 阿波国方面(堺〜洲本〜福良〜土佐泊ルート): 豊臣秀長軍 3万
  • 阿波国方面(明石〜福良〜土佐泊ルート): 豊臣秀次軍 3万
  • 讃岐国方面(明石〜屋島ルート): 宇喜多秀家・蜂須賀正勝・黒田官兵衛 2万3,000
  • 伊予国方面: 小早川隆景・吉川元長 4万

秀長は総大将の立場として、甥・秀次が大将として率いる別働隊の進軍状況を逐一確認していたに違いありません。

このとき秀長軍は阿波国の一宮城(現在の徳島市)を落とし、秀次は一宮城よりも西部に位置する岩倉城(現在の徳島県美馬郡脇町)を落城させています。

秀長は従二位大納言 秀次は従三位権中納言

さらに朝廷から叙任される官位官職についても、秀長は1587(天正15)年8月に従二位大納言に叙任されます。

同じ時期における豊臣秀次の官位官職は従三位権中納言だったことを考えると、秀長は官位官職の面でも豊臣一門衆の大名としては最高の地位にある一方で、豊臣秀次はそれに次ぐ地位にあったことが分かります。

豊臣秀長の病死後、豊臣秀次がNo.1に

1591(天正19)年1月21日、豊臣秀長は大和郡山城で病死。同年の2月から12月にかけて、豊臣秀次の官位官職が昇進を重ねるようになります。

2月には正二位に昇叙、11月28日は権大納言に転任、12月4日には内大臣に転任。そして同年12月28日には関白を宣下されます。

1592(文禄元)年に秀次の官職は左大臣にまで上がったことを考えると、豊臣政権における豊臣秀次の序列は、豊臣秀長の死後に引き上げられたと言えるでしょう。

豊臣秀長 豊臣秀次の関係 関連記事と参考文献

豊臣秀長 豊臣秀次の関係 関連記事

豊臣秀長と豊臣秀次のそれぞれの年表については下記の記事で詳しく説明しています。

豊臣秀長 豊臣秀次の関係 参考文献

今回の記事は以下の書籍を参考文献としています。これらの著作の著者のうち、黒田基樹さんと柴裕之さんは2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で時代考証を担当されています。

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