べらぼう 17話 ネタバレ あらすじ 乱れ咲き往来の桜

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べらぼう 17話 あらすじ

蔦重、3年ぶりに新之助と再会する

家田屋の跡地での「耕書堂」を営む蔦屋重三郎(横浜流星)のもとに、3年ぶりに小田新之助(井之脇海)がやってきます。聞くと今は、松葉屋から足抜けしたおふく(源氏名:うつせみ)(小野花梨)と、ある村で百姓をしているそうです。

蔦重と再会した新之助は江戸に来て本を買って村へ戻る様子。本好きの蔦重が新之助の荷物を見ると、流行りの青本や洒落本のほかに往来物も入っています。新之助は百姓のほかにも、村の子どもたちに読み書きや手習いも教えているとのこと。新之助が江戸で買った往来物は、その子どもたちのための「学習用教科書」でした。

このとき商売にめざとい蔦重は、新之助から農村では、どのような流通経路を経て本が入ってくるのかを聞き出します。

往来物の流通先に目をつける蔦重

蔦重は、新之助の話をヒントにして、吉原の親父様たちに往来物の出版を手がけたいと相談します。

しかし往来物は、一定の売上と利益を見込める出版物です。すでに江戸市中では、「丸小」とも呼ばれる地本問屋の丸屋小兵衛(まるやこへえ)が大きなシェアを握っています。

吉原の「忘八」たちでさえも、往来物には既存の業者が入り込んでいることがよく理解していました。それでも蔦重は1つだけ「耕書堂」にとっての「勝ち筋」があると言ってのけます。

べらぼう 17話 ネタバレ

江戸以外を狙って往来物の出版をする蔦重

では蔦重が言う「勝ち筋」とは何なのでしょうか?それは「本の流通先を江戸に求めないこと」。つまり本の販路を江戸以外の地方にするということです。

蔦重は、女郎屋を廃業して見番をし、町役も兼ねている大黒屋りつ(安達祐実)に地方の有力者を紹介してもらいます。りつのおかげで、越後国の豪農・長谷川信濃国の豪商・熊野屋と知り合いになった蔦重は、彼らに農業関係の往来物(耕作往来)と商業関係の往来物(商売往来)の執筆と流通を依頼するのです。

蔦重が地方の豪農と豪商の知り合いになって重要なことは、彼らが地元に顔がきき、執筆した本を特定の地方や地域に流通させられる力があると言う点です。

往来物は吉原細見・富本正本と並ぶ収益の柱に

「蔦重が往来物を出版する」と聞いた、鶴屋喜右衛門(風間俊介)西村屋与八(西村まさ彦)をはじめとした、江戸市中の地本問屋たちは、彫師四五六(しごろく)(肥後克広)を筆頭として、江戸市中の出版関係者たちに蔦重の出版物を扱わないように圧力をかけます。

しかし、彼らの圧力が通用するのはあくまでも江戸市中のみです。江戸以外の地域や地方では通用しません(もっとも四五六は地本問屋たちからの圧力に屈しませんでしたが)。

こうした蔦重が出版する「新撰耕作往来千秋楽」と「大栄商売往来」は見事世の中にデビューを果たし、往来物は吉原細見富本正本と並んで、蔦重が経営する「耕書堂」の収益の柱となりました。

べらぼう 17話 見どころ

  • うつせみとともに吉原を足抜けをした新之助が、蔦重に往来物を出版するためのヒントをもたらす
  • 蔦重は江戸市中以外の地方を狙って往来物の流通をさせる

なお、べらぼうのあらすじとネタバレを初回から一気に読みたいという方は、「2025年大河ドラマべらぼうの全話あらすじとネタバレ一覧」という記事の、「べらぼう 各話あらすじとネタバレ解説」という項目を参考にしてください。

べらぼう 17話 主な登場人物・キャスト・役柄

べらぼう 17話で登場する蔦屋重三郎・小田新之助・大黒屋りつなど、主なキャスト・役柄は以下の記事を参考にしてください。

べらぼう 17話の内容を詳しく解説

べらぼう 17話は蔦屋重三郎が往来物を出版するお話です。

往来物とは何か?また往来物の出版に関わる丸屋小兵衛(丸小)や、四五六(しごろく)という腕利きの彫師の存在も、べらぼう 17話の理解には欠かせません。

それぞれの詳細は下記の記事を参考にしてください。

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