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豊臣兄弟! 弥助(三好吉房)どうなる 最期は京において病死

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弥助(三好吉房)のネタバレ

長男・万丸は宮部継潤から三好康長の養子に

NHKの2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」の第16話「覚悟の比叡山」において弥助(上川周作)は、妻・とも(宮澤エマ)との間にできた長男の万丸(のちの豊臣秀次)を、藤吉郎(池松壮亮)による浅井攻めの計略の一貫として、宮部継潤(ドンペイ)の養子に差し出すことに。

史実においても1571(元亀2)年ごろに万丸(または次兵衛)は宮部継潤の元に養子へ出されています

しかし1582(天正10)年ごろには万丸はすでに「宮部次兵衛尉吉継」と名乗りを変えていたにも関わらず、秀吉の政略の都合上、さらに阿波国の大名であった三好康長の元に養子へ

三好家の養子となった吉継は「三好孫七郎信吉」と名前を改めます。NHKはすでに弥助はのちに「三好吉房」と名前を改めるとしていますが、「三好」という苗字は、豊臣秀次が三好家の養子となったときに名乗った名前に基づいていると考えられています。

尾張国犬山城主として10万石を統治

結局、1584(天正12)年の前半までには羽柴家と三好家の養子縁組は解消。

三好孫七郎信吉は長い養子生活を終えて羽柴家に戻り「秀次」と名前を改称。その後は豊臣政権下において秀吉の弟・秀長に次ぐNo.2の大名とみなされるようになります。

1585(天正13)年閏8月22日には豊臣秀吉から近江八幡山43万石を封じられ、さらに1590年(天正18)年7月には尾張国57万石に加増転封を受けます。

秀次が尾張一国に転封された際、父・三好吉房は尾張犬山城主として10万石を与えられることに。ただし三好吉房による領国統治はかなり危ういものであったことが伝わっています。

ところが、その肝心の三好吉房が、秀次の目からみても頼りにならなかったのである。前述の播磨良紀氏によってはじめて紹介された天正二十年(一五九二)六月十日付秀次朱印状(「竹中輝男氏所蔵文書」)の第二条目に、 一、法印年寄付て、万おろかなる事之あるべく候。当座のまにあわせ異儀無き様に申し成す儀、曲事たるべき事。  とある。「法印」は、秀次の父三位法印常閑のことで、すでに老齢で、愚かなことがあるといっている。その三位法印を政務の代行者としたわけなので、秀次としても、満足のいく領国支配が進められない焦りはあったのであろう。

小和田 哲男. 豊臣秀次 「殺生関白」の悲劇 (PHP新書) (pp. 109-110). (Function). Kindle Edition.

豊臣秀次切腹事件後の三好吉房

豊臣秀次切腹事件で連座させられ讃岐へ流刑

1595(文禄4)年7月15日に豊臣秀次が高野山にて切腹(「豊臣秀次切腹事件」)。

このとき秀次の妻子ら39名が連座の罪を着せられ、京で処刑されたことは有名な話ですが、同時に父・三好吉房も失脚したと考えられています。「犬山里語記」によると三好吉房は讃岐への流刑に処せられたようです。

1612(慶長17)年に京にて病死

同じく「犬山里語記」によると、三好吉房は1600(慶長5)年には流刑先の讃岐から帰京したとあり、1612(慶長17)年に京の本圀寺で病死したとあります。

秀次公生害に至りて当君讃州に配す、慶長五年に帰洛、八月廿五日京六条本国寺において病死す、歳七拾九、

黒田 基樹 羽柴秀吉とその一族 秀吉の出自から秀長の家族まで (角川選書) 167ページ

ただし大河ドラマ「豊臣兄弟!」の時代考証を担当されている黒田基樹さんの著作である「羽柴秀吉とその一族」によると、「犬山里語記」で三好吉房が讃岐に配流となったという記述は、他の史料で確認することはできないとしています。

ただ、黒田基樹さんは死去の忌日や年齢については事実に合致していることから、「犬山里語記」における三好吉房の所伝は何らかの正確な情報に基づいているのではないかとも指摘しています。

豊臣兄弟! 弥助(三好吉房)どうなる 関連記事と参考文献

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「豊臣兄弟!」に登場する弥助、のちの三好吉房に関しては以下の記事でも言及しています。合わせて参考にしてください。

豊臣兄弟! 弥助(三好吉房)どうなる 参考文献

今回の記事は下記の書籍を参考文献としています。

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