2025年大河ドラマ べらぼう 2話 ネタバレ あらすじ

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べらぼう 2話 吉原細見「嗚呼御江戸」あらすじ(1月12日放送)

べらぼう 1話までのあらすじ

蔦重、吉原細見に注目

「べらぼう」1話では蔦重こと蔦屋重三郎(横浜流星)は、岡場所に遊客を奪われつつある吉原の活気を取り戻すため「吉原細見(よしわらさいけん)」、つまり「吉原のガイドブック」に目をつけます。

2話の吉原細見「嗚呼御江戸」(よしわらさいけんああおえど)で蔦重が特に注目するのは「吉原細見」の最初に載せる「序」の部分です。

「吉原細見」の「序」を平賀源内に依頼

そして蔦重はこの「序」を当時江戸で有名な平賀源内(安田顕)に書いてもらってはどうかと、地本問屋の鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)に提案します。

一方で、長谷川平蔵(中村隼人)が取り巻きの者を連れて引手茶屋である蔦屋を訪れます。花魁道中(おいらんどうちゅう)で一目惚れした花の井(小芝風花)と初会をするためです。

べらぼう 2話 ネタバレ(1月12日放送)

蔦重 「吉原細見」の改(あらため)に

蔦重は鱗形屋孫兵衛から「吉原細見」の改(あらため)となることを請けて、1774(安永3)年春に「細見嗚呼御江戸(さいけんああおえど)」を刷り上げます。

現代風に言えば蔦重は春と秋に刊行される季刊「吉原ガイドブック」の編集長を出版社から任されて発行をしたことになります(改とは「改役(あらためやく)」や「改所(あらためどころ)」とも言われます)。

「細見嗚呼御江戸」(さいけんああおえど)の完成

蔦重は、潰れた見世が黒く塗りつぶされていたり、すでにいなくなった女郎の名前が残っている「吉原細見」を、持ち前の情報収集力で最新の情報にアップデートします。

しかし「細見嗚呼御江戸」はそれなりには売れましたが、このガイドブックを持って吉原に遊客が戻ってくるまでには至りませんでした。

「吉原細見」のこだわり 遊女の位付け・揚代・芸者の名前など

この「吉原細見」のアップデートをするために、蔦重は生まれ育った吉原の土地勘や知己を生かしたことは言うまでもないでしょう。蔦重にとって吉原のどこの見世にどんな女郎がいるかと言うことは、朝飯前だったのかもしれません。

遊女屋や遊女の源氏名はもちろんのこと、位付け・揚代(遊女屋に支払う料金)・芸者や茶屋の名前、吉原オリジナルのイベント日である「紋日(もんび)」なども詳細に紹介されていました。

「紋日」には6月末の玉菊燈籠(たまぎくどうろう)」や、8月1日から1ヶ月にわたって行われるの「俄(にわか)」などについて掲載されており、花魁と遊ぶために支払う揚代も高くなったと言われています。

べらぼう 田安賢丸(たやすまさまる)の登場

一方、「べらぼう」の2話では、徳川家の人たちが登場します。御三卿と呼ばれる、徳川吉宗の子孫たちと幕府老中たちです。

その中でも注目するべきは田安賢丸(たやすまさまる)(寺田心)です。一橋治済(ひとつばしはるなり)(生田斗真)と老中の田沼意次(渡辺謙)が人形浄瑠璃が披露する趣向に、田安賢丸は反発します。

武家が励むべきは学問と武芸であると、のちに学校で使われている歴史の教科書でもおなじみの「寛政の改革」を推し進める老中・松平定信の片鱗を見せます。

べらぼう 2話に登場する用語(1月12日放送)

1月12日に放送される大河ドラマ「べらぼう」2話に登場する用語集です。ドラマを視聴する際の参考にしてください。

  • 吉原細見(よしわらさいけん)
  • 改(あらため)
  • 地本問屋(じほんどんや)
  • 初会(しょかい)
  • 紙花(かみばな)
  • 瀬川(せがわ)
  • 南鐐二朱銀(なんりょうにしゅぎん)
  • 御三卿(ごさんきょう)
  • 田安家(たやすけ)

そのほかの分からない単語につきましては、五十音順になった「べらぼう 用語集」の記事を参考にしてください。

吉原細見(よしわらさいけん)

吉原の女郎屋・茶屋・女郎の源氏名を記したガイドブックのこと。人気のある吉原細見は遊客だけでなく、地方から訪れた観光客や女性にも読まれていました。

改(あらため)

板元が出す出版物の編集責任者のこと。

地本問屋(じほんどんや)

江戸時代に錦絵や草双紙などの娯楽用の絵入り本を出版・販売した本屋のこと。地本問屋に対して漢籍(漢学の書物)・辞典・薬学・医学・天文学など、いわゆる「かたい本」を扱っていたのは書物問屋。

初会(しょかい)

吉原に来た遊客が大見世の花魁と茶屋や揚屋で初めて会う日のこと。

紙花(かみばな)

女郎屋で配るご祝儀のこと。

瀬川(せがわ)

女郎屋・松葉屋で使われていた古い名跡のこと。花の井(小芝風花)が「五代目瀬川」を継ぐまでは、しばらく誰も名乗っていませんでした。

南鐐二朱銀(なんりょうにしゅぎん)

1772(明和2年)から1787(天明7)年まで発行された金二朱の価値をもった銀貨。

詳しくは「べらぼうの南鐐二朱銀(なんりょうにしゅぎん)をわかりやすく説明」の記事を参考にしてください。

御三卿(ごさんきょう)

徳川将軍家の一族。 田安・一橋・清水の三家のこと。八代将軍・徳川吉宗が田安・一橋家を創設し、九代将軍・家重が清水家を創設。

田安家(たやすけ)

御三卿の1つ。徳川吉宗の次男・宗武を祖とする。「べらぼう」に登場する田安賢丸(たやすまさまる)(寺田心)は、宗武の次男で吉宗の孫にあたります。

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