豊臣兄弟!の豊臣家の相関図(1550年代後半から1560年代後半)
豊臣兄弟! 藤吉郎・小一郎兄弟の相関図(1550年代後半)
2026年1月4日日曜日から始まる大河ドラマ「豊臣兄弟!」の第1回が放送されたときの、豊臣家の人たちの相関図です。
「豊臣家の人たち」と言っても放送が始まった時点では、藤吉郎(池松壮亮)や小一郎(仲野太賀)には、のちに知られる「豊臣」という朝廷から賜った氏姓どころか苗字さえもないと考える方が妥当でしょう。
時代としては戦国時代の後半で、1550年代後半から1560年代前半ごろの時期です。

豊臣兄弟! 藤吉郎・小一郎兄弟の相関図(1560年代後半)
1560年代後半までには藤吉郎と小一郎の兄弟は、織田家の一族である木下雅楽助(きのしたうたのすけ)から苗字をもらい、織田信長の直臣としてそれぞれ「木下藤吉郎」・「木下小一郎」と名乗っていた考えられています。
また藤吉郎・小一郎ともに士分に取り立てられ妻帯が可能な身分となったため、それぞれ浅野長勝と七曲殿の養女だった寧々(浜辺美波)と、織田家直臣の娘であったと考えられる慶(吉岡里帆)と同じような時期(1561年ごろ)に結婚していたと考えられます。

ちなみに「豊臣兄弟」で白石聖さんが演じる直は「悲劇のヒロイン」という役柄となっているため、小一郎と直接の家族関係はないでしょう。
ただ重要な役柄と考えられるため、ドラマの後半で直の関係者が登場するかもしれません。詳細については下記の記事を参考にしてください。
藤吉郎・小一郎の家族たち
小一郎(仲野太賀)
小一郎(仲野太賀)とはのちの豊臣秀長(1540~1591年)。最初に名乗る苗字は「木下藤吉郎」に由来する「木下」。
尾張中村の貧しい農家に生まれる。田畑を耕し土と共に生きる暮らしに満足しながら、平穏な日々をすごしていた。ある日、音信不通の兄・藤吉郎が現れ織田家に仕官するから自分の家来になってほしいと言われる。
小一郎のビジュアル
大河ドラマ【#豊臣兄弟!】
— 大河ドラマ「豊臣兄弟!」2026年1月4日放送開始 (@nhk_toyotomi) December 1, 2025
《キャラクター紹介》
兄の天下取りをいちずに支え続けた「天下一の補佐役」
天下人・豊臣秀吉の弟
小一郎(豊臣秀長)/ #仲野太賀
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藤吉郎(池松壮亮)
藤吉郎(池松壮亮)とはのちの豊臣秀吉(1537~1591年)。最初に名乗る苗字は「木下雅楽助」に由来する「木下」。
小一郎の3歳年上の兄。登場時の名は藤吉郎(とうきちろう)。尾張中村の貧しい農家で生まれ育ったが、主君である戦国武将・織田信長のもとでメキメキと頭角をあらわし、ついには天下統一を果たす。
藤吉郎のビジュアル
大河ドラマ【#豊臣兄弟!】
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《キャラクター紹介》
小一郎を乱世に巻き込んだ野心家の兄
藤吉郎(豊臣秀吉)/ #池松壮亮
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なか(坂井真紀)
なか(坂井真紀)とはのちの大政所(天瑞院殿)(1517~1592年)。
豊臣兄弟の母。夫を早くに亡くし、女手一つで二男二女を育てる。息子たちの異例の出世に喜びやとまどいを感じながらも温かく見守り、天下人となった秀吉が関白に就任すると「大政所(おおまんどころ)」と称されるようになる。
なかのビジュアル
大河ドラマ【#豊臣兄弟!】
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《キャラクター紹介》
息子たちの出世を温かく見守る豊臣兄弟の母
なか / #坂井真紀
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とも(宮澤エマ)
とも(宮澤エマ)とはのちの瑞竜院殿日秀尼(1532~1624年)。
豊臣兄弟の姉。しっかり者で負けん気が強い。三人の男児(豊臣秀次・豊臣秀勝・豊臣秀保)を産み育てるが、跡継ぎに恵まれなかった弟の秀吉によって政治の道具として利用される。のちに秀吉の後継者となった長男の秀次は謀反の疑いをかけられ妻子とともに処刑されることになる。
とものビジュアル
大河ドラマ【#豊臣兄弟!】
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《キャラクター紹介》
兄弟に厳しくあたるしっかり者の姉
とも / #宮澤エマ
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あさひ(倉沢杏奈)
あさひ(倉沢杏菜)とはのちの朝日姫(南明院殿)(1543~1590年)。
豊臣兄弟の妹。天真らんまんな性格で、貧しい農家暮らしの中でもいつも前向きで笑顔をたやさない。兄たちが出世したおかげで夫(副田甚兵衛尉)ともども裕福で幸せな暮らしを送っていたが、ある日突然、秀吉によって離縁させられ徳川家康のもとに嫁がされることになる。
あさひのビジュアル
大河ドラマ【#豊臣兄弟!】
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《キャラクター紹介》
笑顔が明るい天真らんまんな妹
あさひ / #倉沢杏菜
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慶(吉岡里帆)
慶(ちか)(吉岡里帆)とはのちの慈雲院(じうんいん)(生没年不詳)。
小一郎の正妻。激動の時代を生き抜き、やがて兄嫁の寧々とともに豊臣兄弟を支える存在となる。夫の秀長が大和国の統治を任されると、ともに大和郡山城に入り、夫の晩年まで連れ添う。
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大河ドラマ【#豊臣兄弟!】
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《キャラクター紹介》
小一郎の正妻として生涯をともに歩む
慶 / #吉岡里帆
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寧々(浜辺美波)
豊臣秀吉の正妻。秀吉が関白に就任したのちは北政所(きたのまんどころ)と称される。負けず嫌いの性格で、夫の秀吉とともに出世街道を駆け抜ける。やがて庶民の娘から“戦国のファーストレディ”へと昇りつめることに。
寧々のビジュアル
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《キャラクター紹介》
豊臣秀吉の正妻
秀吉とともに天下人への階段を昇りつめる
寧々/ #浜辺美波
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直(白石聖)
直(白石聖)はモデルの人物がいたとしても誰であるかはっきりしません。
小一郎と藤吉郎の故郷である尾張中村の土豪の娘。小一郎と同い年の幼なじみ。男勝りな性格だが、小一郎のことをひそかに慕っている。乱世に翻弄される悲劇のヒロイン。
直のビジュアル
大河ドラマ【#豊臣兄弟!】
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《キャラクター紹介》
小一郎の幼なじみで“初恋のひと”
直 / #白石聖
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豊臣兄弟 キャスト 相関図 関連記事と参考文献
豊臣兄弟 キャスト 相関図 関連記事
大河ドラマ「豊臣兄弟!」全体の相関図については下記の記事でも言及しています。
また「豊臣兄弟」の主人公である豊臣秀長と豊臣秀吉の家系図については下記の記事が参考になるでしょう。
豊臣兄弟 キャスト 相関図 参考文献
今回の記事は以下の書籍を参考としています。それぞれの著作の編著者である柴裕之さんと黒田基樹さんは、大河ドラマ「豊臣兄弟!」で時代考証を担当されています。
