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豊臣兄弟! 慶(ちか) 豊臣秀長の正室(正妻)(吉岡里帆)

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豊臣兄弟!の慶とは

豊臣兄弟!の慶とは

NHKの2026年大河ドラマ「豊臣兄弟!」で吉岡里帆さんが演じる慶(ちか)とは、のちに豊臣秀長と呼ばれる小一郎(仲野太賀)の正室(正妻)・慈雲院(じうんいん)です。

慈雲院は前半生において小一郎との間にできた長男・木下与一郎(羽柴与一郎)を育て、後半生においては「大和大納言家」と呼ばれた「豊臣秀長ファミリー」の家長代行を、さらに秀長の死後については家長を務めたと考えられています。

豊臣兄弟 慶の役柄

小一郎の正妻。のちの慈雲院(じうんいん)。
激動の時代を生き抜き、やがて兄嫁の寧々とともに豊臣兄弟を支える存在となる。夫の秀長が大和国の統治を任されると、ともに大和郡山城に入り、夫の晩年まで連れ添う。

2026年 大河ドラマ「豊臣兄弟!」出演者発表<豊臣秀吉><豊臣兄弟の恋人たち> | NHKドラマ

吉岡里帆さん プロフィール

1993年1月15日生まれ。京都府出身。2015年、「あさが来た」で連続テレビ小説に初出演を果たす。


第43回 日本アカデミー賞に映画『見えない目撃者』『パラレルワールド・ラブストーリー』で新人俳優賞、第46回 日本アカデミー賞に映画『ハケンアニメ!』で優秀主演女優賞を受賞。現在映画、ドラマ、舞台などジャンルを問わず活躍している。

2025年夜ドラ「ひらやすみ」に出演。

豊臣兄弟!慶の名前・出自について

「慶」という名前について

NHKは「豊臣兄弟!」の出演者発表において吉岡里帆さんの役名を「慶(ちか)」としています。「慶」という役名は豊臣秀長の正室(正妻)だった女性の法名が「慈雲院芳室紹慶」で「慶」の一字から取られていると推測できます。

ただし「豊臣兄弟!」の時代考証を担当されている柴裕之さんが編著している「豊臣秀長 (シリーズ・織豊大名の研究) 」によると、慈雲院の実名は明らかになっていません。

慈雲院殿は、秀長死後の天正十九年(一五九一)五月に高野山奥之院(和歌山県高野町)で逆修供養を行なった際に設けられた五輪塔に、「大納言北方」とみえ、なおかつ嫡男・与一郎の母であることからして、秀長の正妻であったと推察される。生没年は不詳、また実名も不明である。

柴裕之(編著) 豊臣秀長 (シリーズ・織豊大名の研究) 戎光祥出版 34ページ

慶の出自

紹介した引用文では慶に相当する慈雲院という女性は生没年が不詳であり、実名も不明としていますが、出自もまた不明です。

ただ「高山公実録」は秀長と慈雲院の長男・与一郎が1582(天正10)年に若年で亡くなった事実を記録しています。そこから推定して慈雲院は1566(永禄9)年ごろには秀長と結婚していたと考えられています。

このころ秀長は織田家の直臣であったため、当時の慣習からして、嫁となる慈雲院は織田家直臣の娘であった可能性があります。

豊臣兄弟! あらすじと相関図

豊臣兄弟! あらすじ

NHKが、2024年3月12日に2026年大河ドラマの制作を発表した時に公開した「豊臣兄弟!」のあらすじは以下の通りです。

尾張中村の貧しい農家に生まれた小一郎(のちの豊臣秀長)は、田畑を耕し土と共に生きる暮らしに満足しながら日々をすごしていた。ある日、音信不通の兄・藤吉郎(のちの豊臣秀吉)が意気揚々と姿を見せる。若き戦国武将・織田信長に仕官して大出世を目指しており、小一郎に自分の家来になってほしいと願い出る。
城下町の清須に出てきた小一郎は主君・信長と運命的な出会いを果たす。そして、ついに「桶狭間の戦い」の火ぶたが切られる。信長の奇跡の大勝利に、武士として生きていく覚悟を決めた小一郎だが、それはピンチと苦労の連続の始まりだった―
天下布武への道をひた走る信長のもと、メキメキと頭角を現していく兄の秀吉。その天才的といわれる武功の数々を実現せしめたのが、弟・小一郎の知恵と勇気、そして持ち前の「調整力」だった。
目の前に立ちはだかるハードミッションを絶妙のコンビネーションで次々とクリアしていく二人。やがて小一郎は兄とともに、万民が笑って暮らせる太平の世を作るという夢を抱き始める。
戦国乱世を舞台に、熱い兄弟が夢と希望を胸に突っ走る、奇跡の下克上サクセスストーリー!

2026年 大河ドラマ「豊臣兄弟!」主人公・豊臣秀長役は仲野太賀さん! | NHKドラマブログ

豊臣兄弟! 相関図

2026年のNHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」に登場するキャストやその相関関係について、以下の「相関図」で確認することができます。

豊臣兄弟! 慶 関連記事と参考文献

豊臣兄弟! 慶 関連記事

「豊臣兄弟!」の慶とされる慈雲院とされる女性は、前半生よりも後半性においてその動向が明らかになっています。

特に秀長が1585(天正13)年に大和国を領国として以降の慈雲院の動向は下記の記事で明らかにしています。

豊臣兄弟! 慶 参考文献

今回の記事を書くにあたって参考にした文献は以下の2冊です。編著者の柴裕之さん・著者の黒田基樹さんはともに大河ドラマ「豊臣兄弟!」の時代考証を担当されています。

戎光祥出版
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著:黒田 基樹
¥1,822 (2025/10/13 06:43時点 | Amazon調べ)
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