久五郎がすすめる煙草(たばこ)とは
甘く香る煙草の煙
NHKの2025年大河ドラマ べらぼう16話「さらば源内、見立ては蓬莱」で、平賀源内(安田顕)は大工の久五郎がすすめる「煙草(たばこ)」をしきりに吸い、大変気に入った様子です。蔦屋重三郎(横浜流星)によると、その煙草の煙は甘い香りがするそうです。
ふと、甘い香りが漂ってきた。蔦重が花をひくつかせていると、後ろから「なんだい、あんた」と声をかけられた。荷物を抱えたこの男、先日長屋に源内を訪ねてきた久五郎という町人である。
案内されて中に入っていくと、源内は煙管を手に、武家の用心らしき男と話をしていた。
先ほどの甘い香りは、この煙管から出ている匂いらしい。森下佳子 豊田美加「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 二 Kindle版」NHK出版 87ページ
しかし、蔦重の目に写った源内の様子は明らかにおかしく見えます。
やつれた源内をなんとなく想像していたが、異様なほど明るい。武家の用人が去り、蔦重が「今の方は」と尋ね終わる前に、源内はペラペラと早口で説明を始めた。
森下佳子 豊田美加「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 二 Kindle版」NHK出版 87ページ
最終的に源内は感情が不安定となり興奮状態に陥って、エレキテルの図面を盗んだ弥七が見えるという幻覚の症状が出るようになります。
久五郎がすすめる煙草は大麻の可能性
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 二 Kindle版」の文章を読んでいると、平賀源内が煙管で吸っているのは煙草のように見えません。何か異常な薬物を吸っているようです。
蔦重は、煙の匂いを甘く感じているようです。そこで「甘さ」と「薬物」をヒントにすると、埼玉県警察本部のWebサイトで薬物犯罪のうち「大麻」のページに行き当たります。
「大麻の薬理作用」と「大麻特有の匂い」の説明ついて、埼玉県警察本部が公開しているWebサイトの文章を引用をします。
大麻の薬理作用
薬理作用は、酒に酔った感覚や手足などに麻痺等が現れるとともに、知覚を変化させ、感情が不安定になったりします。このため、興奮状態に陥って、暴力や挑発的な行為を行うなど、無責任な衝動的行為を行うようになります。
大麻特有の匂い
大麻草は、大麻特有の強い臭気(独特の青臭い匂い)を持っています。大麻栽培プラントでは、大麻草の強い臭気のほか、犯人が収穫した乾燥大麻(独特の甘い匂い)を吸煙している場合があります。玄関の隙間や家屋の換気口から、大麻特有の青臭い・甘い匂いがする場合は要注意です。
「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~ 二 Kindle版」の文章と、埼玉県警察本部の説明からすると、平賀源内が久五郎にしきりに勧められたのは、煙草などではなく、大麻草から取れる「大麻」だったのではないでしょうか?
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