べらぼう ネタバレ あらすじ 19話 鱗の置き土産

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べらぼう 19話 あらすじ

知保の方があえて致死性の低い毒を飲む意味

江戸城ではかつて将軍後継者として「西の丸様」であった徳川家基(奥智哉)の生母・知保の方(高梨臨)が、毒をあおるという騒ぎが起こります。

しかしその毒は致死性の高いものではありません。知保の方は毒を飲んでも死なないことを分かった上で一種の「狂言」を見せたのです。田沼意次(渡辺謙)徳川家治(眞島秀和)のために差し出した、愛妾・鶴子のことを当てこすりたかったのでしょう。

もし家治と鶴子の間に男子が出来れば、その男子が「西の丸様」となります。知保の方が毒をあおるという行為は、「将軍後継者の母」という地位を絶対に明け渡したくないという意思表示でもありました。

鶴屋喜右衛門が担当することになった恋川春町

江戸市中では地本問屋たちが、日本橋にある鱗形屋孫兵衛(片岡愛之助)の店に集まって、板木を買い取っていきます。「座頭金」による貸金偽板作りによる奉行所からの処分で、鱗形屋は問屋の体裁で本屋の商いを続けていくことはできない状態になっていたからです。

その地本問屋たちの中でも鶴屋喜右衛門(風間俊介)は、鱗形屋と組んで青本を出版していた戯作者・恋川春町(岡山天音)の担当をすることになります。

そこに蔦屋重三郎(横浜流星)が現れて、春町に作品を書いてほしいと頼みますが、剣もほろろに追い返されることに。

べらぼう 19話 ネタバレ

「西の丸様」候補となった一橋豊千代

家治は知保の方が毒を飲む行為は「狂言」であることがうすうす分かっています。しかし、自分の父親である九代将軍・徳川家重は体が弱く、また自分の息子たちも早逝しているため、鶴子との間に男子をもうけて自分の血を継ぐ人間に跡を継がせることにも消極的です。

家治から後継者問題を相談された老中・田沼意次は、最初は家治の考えに反対するものの、家治の真意が徳川家内部の人間が、家基や松平武元(石坂浩二)のように殺害されないことであると知ると、家治の意向に従います。

そして家治の跡を継ぐ将軍後継者は、御三卿の1つで一橋徳川家一橋豊千代(のちの十一代将軍・徳川家斉)であるこという意見に大きく傾き始めます。

蔦重に恋川春町の板元になってほしい鱗形屋孫兵衛

恋川春町は鶴屋で青本を書くとは決めたものの、鱗形屋と違って鶴屋喜右衛門とはどうも相性が良くない様子。元の担当であった鱗形屋も、実は鶴屋ではなく、蔦重に春町の本の板元となってほしいと内心を明かします。

そこで蔦屋重三郎は、新しい作品を書けずに困っている春町のために、「辞闘戦新根(ことばたたかいあたらしいのね)」のような奇想天外な作品が生まれるよう「案思(あんじ)」を考え始めます。

そして蔦重が春町に案思を授けられるよう、歌麿(染谷将太)北尾政演(古川雄大)志水燕十など蔦重を慕う人たちが家田屋跡の「耕書堂」に集まってくるのです。

べらぼう 19話 見どころ

  • 徳川家治は生き残った者たちのために実子に将軍(徳川宗家)を継がせることを諦める
  • 蔦重は鶴屋喜右衛門から恋川春町を引き寄せるために案思を考える

なお、べらぼうのあらすじとネタバレ初回から一気に読みたいという方は、「2025年大河ドラマべらぼうの全話あらすじとネタバレ一覧」という記事の、「べらぼう 各話あらすじとネタバレ解説」という項目を参考にしてください。

べらぼう 19話 主な登場人物・キャスト・役柄

べらぼう 19話で登場する蔦屋重三郎・恋川春町・鱗形屋孫兵衛など、主なキャスト・役柄は以下の記事を参考にしてください。

べらぼう 19話の内容を詳しく解説

べらぼう 19話では蔦屋重三郎が、恋川春町のために「案思(あんじ)」を考え、「辞闘戦新根(ことばたたかいあたらしいのね)」を越える作品を書いてほしいと言い出します。

「案思」と「辞闘戦新根」のどちらの言葉も現代の日本語ではほとんど使われません。しかしこれらの言葉の意味を詳しく知ると「なるほど」と納得して、ドラマの視聴に集中することができるでしょう。

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