2025年大河ドラマ べらぼう 14話 ネタバレ あらすじ

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目次

べらぼう 14話 あらすじ(4月6日放送)

べらぼう 13話までのあらすじ

検校・お瀬以・蔦重が奉行所に捕縛される

べらぼう 13話鳥山検校から蔦屋重三郎との不義密通を疑われたお瀬以(瀬川)は身の証を立てようと、鳥山検校の前で脇差を自分の胸に当てます。

お瀬以の身を案じた蔦屋重三郎が鳥山検校の屋敷に駆けつけたときには、なんと幕府から当道座に対する手入れが始まり、検校もお瀬以も奉行所に連行されるところでした。

事情が分からない蔦屋重三郎は同心に食い下がりますが、逆に検校の不正蓄財や不当な貸付の一味と間違われて、捉えられてしまいます。

蔦重とお瀬以は釈放

鳥山検校と当道座に捜査が入ったことは、吉原の親父たちも知るところになり、奉行所から解放された蔦屋重三郎には、検校とお瀬以には余計な関わりを持つなと釘をさされます。

ただ鳥山検校の詳しい吟味が終わらないうちに、お瀬以は釈放され、以前いた女郎屋「松葉屋」の預かりに。そして蔦屋重三郎はお瀬以に所帯を持って、一緒に本屋をやらないかと伝えます。

大文字屋市左衛門が神田に土地を買おうとするも…

このころ吉原の女郎屋で大見世の主人・大文字屋市兵衛は神田に大きな屋敷を買おうとしていました。

ところが手付金を払ったあとに、神田の町名主が女郎屋の主が見附内に住まいを持つことに反対し、取引が一方的に取り消されるという事態になります。

べらぼう 14話 ネタバレ

当道座の取り締まりを命じた徳川家治

べらぼう 検校(けんぎょう) 当道座 座頭金 わかりやすく説明」という記事でも説明したように、当道座の座頭金(ざとうがね)による高利の貸付を問題視した幕府上層部は、鳥山検校を不正蓄財や不当な貸付で捜査を開始します。

べらぼう 13話では西の丸小姓を務めていた森忠右衛門・震太郎親子が借金の返済に首が回らなくなり、一家揃って逐電しようとしたことが、十代将軍・徳川家治の前でも明るみになりました。

旗本・御家人たちの武家社会を蝕む座頭金

さらにべらぼう 14話では松崎という女郎で、元・武家の娘の両親が座頭金の返済に苦しんだ挙句、自害したという衝撃的な事実も明らかになります。

当道座の一部で行われていた座頭金は、徳川家の家臣である旗本や御家人たちを蝕んでいたことがよく分かる描写です。

鳥山検校は財産没収 お瀬以とは離縁

奉行所による吟味が進む中で鳥山検校はお瀬以に離縁をしたいと伝えます。

幕府からの追及を受けた鳥山検校は、最終的に家財闕所(財産没収)を言い渡された上に検校の位を剥奪されてしまいます。千四百両ものの身代金を払って身請けしたお瀬以は、この先養うことはできないと判断したのでしょう。

「見附内(みつけうち)」は江戸城の重要な防御拠点だった

一方、神田に土地を買おうとした大文字屋はどうなったのでしょうか?こちらは奉行所からの裁きにより、「吉原者」が「見附内(みつけうち)の土地を買うことはまかりならん」という沙汰が下ります。

「見附内」とは江戸城の外堀の内側にある土地のことですが、軍事的にも経済的に重要な土地です。軍事的には江戸城防衛の一角を担っており、経済的には交通の要所でした。

「見附内」と吉原者

軍事的な性格がある「見附内」には、江戸の他の地区と比べると町人よりも武士の数が多く、土地取引に関して幕府が容易に介入できたことが伺えます。

「士農工商」の身分制度を建前とする江戸幕府は、四民の外にいる「吉原者」を軍事的に重要な拠点である「見附内」に寄せ付けたくなかったのでしょう。

なお、べらぼうのあらすじとネタバレ初回から一気に読みたいという方は、「2025年大河ドラマべらぼうの全話あらすじとネタバレ一覧」という記事の、「べらぼう 各話あらすじとネタバレ解説」という項目を参考にしてください。

べらぼう 14話 用語

大河ドラマ「べらぼう」14話に登場する用語の用語集です。ドラマを視聴する際の参考にしてください。

  • 大番屋(おおばんや)
  • 旗本(はたもと)
  • 御家人(ごけにん)
  • 町名主(まちなぬし)
  • 名主(なぬし)
  • 見附内(みつけうち)

そのほかの分からない単語につきましては、五十音順になった「べらぼう 用語集」の記事を参考にしてください。

大番屋(おおばんや)

江戸時代の町中に設置された犯罪容疑者を入れておく留置施設のこと。

旗本(はたもと)

将軍に直接拝謁(謁見)できる特権を持つ上級の家臣。主に幕府の要職に就くことができ、1,000石未満の小禄の者も。

御家人(ごけにん)

将軍に直接拝謁できない下級の家臣。主に奉行所の同心など幕府内の低い役職に就きます。幕府から与えられる扶持だけでは生活が苦しかった者が多かったと言われています。

町名主(まちなぬし)

主に江戸、大坂、京都などの大都市における町の運営や管理を担当した役職のこと。

名主(なぬし)

農村における地方自治の中心的な役職で、村を管理・運営する責任を負った百姓のリーダーのこと。

見附内(みつけうち)

江戸城外堀の内側にある地区のことで、江戸城の防備や江戸の交通の要衝を担っていました。

14話 主な登場人物・キャスト・役柄

ナレーション・語り

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役名キャスト役柄
九郎助稲荷
(くろすけいなり)
綾瀬はるか吉原の南東の隅にあるお稲荷さん

板元・出版関係者

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役名キャスト役柄
蔦屋重三郎
(つたやじゅうざぶろう)
横浜流星吉原大門前にある耕書堂の主人。

吉原の親父たちとその関係者

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役名キャスト役柄
次郎兵衛
(じろべえ)
中村蒼引手茶屋「蔦屋」の主人。駿河屋市右衛門の実の息子。
駿河屋市右衛門
(するがやいちえもん)
高橋克実引手茶屋「駿河屋」の主人。蔦屋重三郎の養父
りつ
(りつ)
安達祐実女郎屋「大黒屋」の女将
大文字屋市兵衛
(だいもんじやいちべえ)
伊藤淳史女郎屋「大文字屋」の主人。見附内の土地を買おうとする
松葉屋半左衛門
(まつばやはんざえもん)
正名僕蔵女郎屋「松葉屋」の主人

吉原の女郎たち

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役名キャスト役柄
松崎
(まつざき)
女郎屋「松葉屋」の女郎。元は武家の娘

江戸市中の人たち

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役名キャスト役柄
鳥山検校
(とりやまけんぎょう)
市原隼人当道座の座頭金で不正蓄財の罪に問われる
お瀬以
(おせい)
小芝風花鳥山検校の妻。元は女郎屋「松葉屋」の花魁・瀬川で鳥山検校と離縁する

幕政に関わる人たち

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役名キャスト役柄
田沼意次
(たぬまおきつぐ)
渡辺謙幕府の老中。鳥山検校の取り締まりを家治に進言

徳川家の人たち

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役名キャスト役柄
徳川家治
(とくがわいえはる)
眞島秀和徳川家十代将軍。鳥山検校たちを取り締まることを命じる
徳川家基
(とくがわいえもと)
奥智哉家治の息子で将軍の後継者。西の丸の家臣たちが座頭金に手を染めていることに驚愕する

べらぼう 14話 蔦屋重三郎 何才?

べらぼう 14話の時代は江戸時代中期の1777(安永6)年のお話です。

このとき蔦屋重三郎は28才、田沼意次は59才、田安賢丸(のちの松平定信)は19才と言う設定です(いずれも数えの年齢)。「べらぼう 年表」の記事と合わせてご確認下さい。

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