豊臣兄弟！ 1話あらすじとネタバレ二匹の猿

2025年12月15日

豊臣兄弟！ 1話あらすじ

戦嫌いの小一郎

1559（永禄2）年、尾張国の中村。これから戦が始まろうとしているときに小一郎（仲野太賀）は畑から動こうとしません。その姿を見た姉のとも（宮澤エマ）は食料が尽きかけているから、戦場で銭や食べ物を奪ってこいと小一郎を叱咤。

戦に行きたくない小一郎は中村の土豪・坂井喜左衛門（大倉孝二）のもとを訪ね、どこか良い奉公先の口はないかと頭を下げます。

兄・藤吉郎と8年ぶりの再会

8年前に小一郎の兄・藤吉郎（池松壮亮）によって仏画を盗まれていた喜左衛門は、小一郎の頼みにいい顔をしません。その横では小一郎の幼馴染みで、喜左衛門の娘・直（白石聖）が父親を説得。

そこに突然野盗の集団が屋敷に押し入り直を連れ去ろうとします。すると藤吉郎が現れて「拙者は織田家、足軽大将、木下藤吉郎と申す！わが主・織田上総介信長様より、その娘を連れてくるよう命を受けて参った」と。

織田信長の名前に恐れをなした野盗たちは退散し、小一郎と藤吉郎は8年ぶりの再会。そして藤吉郎は小一郎に信長の本拠地である清須に一緒に行こうと誘うのでした。

豊臣兄弟！ 1話ネタバレ

豊臣兄弟の家族構成

「豊臣兄弟！」の第1話「二匹の猿」では小一郎の家族たちが登場します。

第1話の時代である1559（永禄2）年時点での豊臣家の家族構成（なか・とも・藤吉郎・小一郎・あさひ）と、その年齢は以下のとおりです。

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名前	年齢	生年と死没年	説明
なか	42才	1517~1592年	小一郎の母。のちの大政所（天瑞院殿）
とも	27才	1532~1625年	小一郎の姉。のちの瑞竜院殿日秀尼
藤吉郎	22才	1537~1598年	小一郎の兄・のちの豊臣秀吉
小一郎	19才	1540~1591年	のちの豊臣秀長
あさひ	16才	1543~1590年	小一郎の妹。のちの朝日姫（南明院殿）

この中に父親に該当する人物はいません。小一郎の父は妹のあさひが生まれた年に亡くなったと考えられています。

「豊臣兄弟！」の父親は「弥右衛門」だが…

江戸時代前期に徳川将軍家の旗本・土屋知貞によって編纂された「太閤素性記」などの通説では、とも・藤吉郎の父親は弥右衛門であり、小一郎・あさひの父親は筑阿弥（もしくは竹阿弥）という人物で、父親が異なると記述されています。

しかし「豊臣兄弟！」で時代考証を担当されている黒田基樹さんの著作「羽柴秀吉とその一族」や、同じく時代考証を担当されている柴裕之さんが編著した「豊臣秀長 (シリーズ・織豊大名の研究) 戎光祥出版」によると「木下家系図」など他の信用のおける史料から、とも・藤吉郎・小一郎・あさひたちは「同父同母」の兄弟姉妹であると指摘してます。

またこれらの著作では、とも・藤吉郎・小一郎・あさひの父親は「弥右衛門」もしくは「筑阿弥」という名前であったかははっきりしないとし、唯一分かっている名前は「妙雲院殿栄本（みょううんいんでんえいほん）」という法名だけです。

「豊臣兄弟！」においてとも・藤吉郎・小一郎・あさひの父親の名前は「弥右衛門」という設定です。いくら史実とはいえ、いきなり法名を使うのは不自然なので、とりあえず通説に従ったということでしょう。

なお、大河ドラマ「豊臣兄弟！」のとあらすじとネタバレを1話から最終回まで一気に読みたいという方は、「豊臣兄弟！ネタバレあらすじ最終回まで 2026年大河ドラマ」という記事を参考にしてください。