べらぼう 18話 あらすじ
朋誠堂喜三二の青本執筆の謝礼は吉原での「居続け」
「まぁさん」こと朋誠堂喜三二(尾美としのり)に大量の青本の執筆に取り掛かってほしい蔦屋重三郎(横浜流星)。喜三二は連作は無理であることを伝えて蔦重の申し出を断ろうとしますが、謝礼は吉原での「居続け」で支払うと言い出します。
無類の吉原好きで「吉原マニア」でもある朋誠堂喜三二は、頑な態度をコロっと変えて青本を十冊書くことを引き受けます。
唐丸が「捨吉」として再登場
一方、蔦重は自分が拾ってきて姿を消した唐丸のうわさを聞きつけ、彼が住む長屋を訪ねます。すっかり大きくなった唐丸(染谷将太)ですが、今では「捨吉(すてきち)」と名前を変え、荒んだ生活を送っています。
どうやら男色だろうが女色だろうが、性別を構わず身を売る仕事をしているようです。蔦重はそんな捨吉を人別(にんべつ)に載せて真っ当な道に戻させようとします。
べらぼう 18話 ネタバレ
見徳一炊夢(みるがとくいっすいのゆめ)の完成
居続けの接待漬けで俄然やる気になった朋誠堂喜三二ですが、松葉屋で腎虚になったと大騒ぎをします。男性が女郎屋で遊んでいるときに男性機能が不全になって「筆が立たない」というのですから、ある意味大変なことです。
慌てふためく喜三二を見た医者は、強壮剤と偽って眠り薬を処方して喜三二を落ち着かせます。この眠り薬で眠っているときに見た夢に着想を得て、朋誠堂喜三二は「見徳一炊夢(みるがとくいっすいのゆめ)」という黄表紙本を書き上げたのです。
現存する見徳一炊夢
「べらぼう」に登場する朋誠堂喜三二が松葉屋で大騒ぎしたエピソードは、実話かどうか分かりません。しかし、喜三二が、1781(安永10)年に書いた黄表紙本「見徳一炊夢」は、しかるべき場所で今なお現存しています。
蔦重は唐丸に「歌麿」の画号を授ける
蔦重は捨吉から、唐丸として出会う前の生い立ちを聞き出します。聞けば捨吉の母親は夜鷹で、物心ついた時から虐待同然で育ったと言います。そして1772(明和9)年に大火事が発生したときは、火に巻き込まれる母を見捨てて逃げたというのです。
そんな捨吉をますます放っておくことができないと感じた蔦重は、養父・駿河屋市右衛門(高橋克実)と養母・ふじ(飯島直子)に捨吉を養子にすることを願い出て、新しく「勇助(ゆうすけ)」という名前で人別を取ります。
もっとも「勇助」はあくまでも人別に登録するための便宜上の名前です。蔦重は同時に「歌麿(うたまろ)」という画号も授けます。
べらぼう 18話 見どころ
- 松葉屋で見た夢に着想を得て「見徳一炊夢」を書き上げる朋誠堂喜三二
- 唐丸が吉原に戻ってきて蔦屋重三郎から「歌麿」という画号を授けられる
なお、べらぼうのあらすじとネタバレ初回から一気に読みたいという方は、「2025年大河ドラマべらぼうの全話あらすじとネタバレ一覧」という記事の、「べらぼう 各話あらすじとネタバレ解説」という項目を参考にしてください。
べらぼう 18話 主な登場人物・キャスト・役柄
べらぼう 18話で登場する蔦屋重三郎・朋誠堂喜三二・歌麿など、主なキャスト・役柄は以下の記事を参考にしてください。
べらぼう 18話の内容を詳しく解説
べらぼう 18話では人別・居続け・腎虚という単語が、ドラマを理解する上でのキーワードです。いずれの言葉も現代の日本ではあまり多く使われない言葉です。詳細はそれぞれのページを参考にしてください。
