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豊臣兄弟! 7話 あらすじとネタバレ 決死の築城作戦

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目次

豊臣兄弟! 7話 あらすじ

藤吉郎と寧々と結婚

大沢半左衛門(松尾諭)の調略に成功した功により侍大将に出世した藤吉郎(池松壮亮)は、寧々(浜辺美波)と祝言を挙げることに。

一方、寧々の侍女となっていた直(白石聖)は突然、中村に帰郷すると小一郎(仲野太賀)に言い出します。父・坂井喜左衛門(大倉孝二)から縁談があると聞かされたのです。

墨俣築城のために前野長康と蜂須賀正勝の協力を仰ぐ豊臣兄弟

1565(永禄8)年、織田信長(小栗旬)は犬山城を落としついに尾張国を統一。美濃国の大名・斎藤龍興(濱田龍臣)の本拠地である稲葉山城攻略に本格的に取り掛かるために木曽川沿いの墨俣(すのまた)に砦を築こうとします。

しかし墨俣は斎藤方に属する平地であり、敵方から織田方の動きが丸見えです。これまで何度も織田家の部将たちが砦を築こうとしましたが、出来上がる直前を見計らって斎藤方が軍勢を出撃させ織田方の築城を阻んできました。

ほどなくして藤吉郎と小一郎の兄弟は信長より、墨俣の地に砦を築くよう命令が下ります。そこで小一郎は山中で材木を切り出し、その場で筏を組んで墨俣で組み合わせるという策を考案。

ただその策を実行するためには、尾張と美濃の国境で水運業を仕切っている川並衆の協力が必要です。

信長の家臣にはかつて川並衆の一人であった前野長康(渋谷謙人)という家臣がおり、藤吉郎は長康のつてをたどって蜂須賀正勝(高橋努)の協力を取り付けようとするのでした。

豊臣兄弟! 7話 ネタバレ

藤吉郎と寧々の間には実子はいなかった

「豊臣兄弟!」の第7話ではまず藤吉郎(池松壮亮)寧々(浜辺美波)の結婚が描かれます。理由は分かりませんが、実在した豊臣秀吉と北政所とも呼ばれた寧々との間には実子はいませんでした。

1996年に放送されたNHKの大河ドラマ「秀吉」第9回「妻の秘密」では、寧々は藤吉郎の子を妊娠したものの、死産したためそれ以降、寧々は出産できない体になったという設定になっています。

のちに豊臣秀吉と寧々の夫妻は4人の子供たちと養子縁組をすることになります。その4人の子供とは以下の通りです。

スクロールできます
名前生年と死没年説明
羽柴秀勝
(はしばひでかつ)
1567~1585年もとは織田信長の五男・於次丸(おつぎまる)。1580年ごろまでには養子になっていたと考えられる
ごう
(ごう)
1574~1634年もとは前田利家の娘。1579年までには養子になっていたと考えられる
小姫
(おひめ)
1586?~1591年もとは織田信雄の娘。1587~1588年ごろに養子になっていたと考えられる
羽柴秀俊
(はしばひでとし)
1582~1602年もとは寧々の兄・木下家定の五男。1584年に養子になる。のちの小早川秀秋

小一郎の初恋の人・直はどうなるの?

一方、寧々の侍女であった直(白石聖)は故郷の中村に帰ってしまいます。

大河ドラマ「豊臣兄弟!」のガイドブックである「豊臣兄弟! 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)」のあらすじを読む限り、直は次の第8話以降の登場が少なくなります。

そもそも「豊臣兄弟!」第2話のネタバレで説明したように、のちに豊臣秀長と呼ばれるようになる小一郎(仲野太賀)自体、35才の年齢となる1574(天正2)年まで何をしていた人なのか、史料に基づいて説明することができません。

NHKは白石聖さんが演じる直の役柄を「小一郎のことを慕っている」と説明していますが、多分に創作的要素が強いキャラクターです。

第8話以降における直の動向を知るためにはガイドブックだけでなく、丹念にドラマの視聴をする必要があるでしょう。

なお、大河ドラマ「豊臣兄弟!」のとあらすじとネタバレを1話から最終回まで一気に読みたいという方は、「豊臣兄弟! ネタバレ あらすじ 最終回まで 2026年大河ドラマ」という記事を参考にしてください。

豊臣兄弟! 7話 キャスト 相関図

豊臣兄弟! 7話 キャスト 相関図

大河ドラマ「豊臣兄弟!」の7話に登場する人物のキャスト一覧とその相関図です。

豊臣兄弟! 全体のキャスト 相関図

大河ドラマ「豊臣兄弟!」全体のキャスト 相関図については下記の記事が参考になります。

また「豊臣兄弟!」のキャスト 相関図の中でも豊臣家の人たちだけにしぼったものについては下記の記事が参考になります。

豊臣兄弟! 7話 関連記事と参考文献

豊臣兄弟! 7話 関連記事

豊臣秀吉と寧々が養子縁組をした子供たちについては下記の記事でも紹介しています。

実は豊臣秀長が1591(天正19)年1月に病死する3年前の1588(天正16)年に、「きく(大善院)」という名前の女の子をもうけます。しかしきくを産んだ女性は秀長の別妻(側室)であったと考えられていますが、名前も出自も不明です。

ひょっとすると「豊臣兄弟!」の直は、きくという女子を産んだ女性と何か関係がある設定なのかもしれません。そのあたりの秀長のプライベートな詳細については下記の記事が参考になるでしょう。

豊臣兄弟! 7話 参考文献

今回の記事は下記の書籍を参考としています。これらの著作の著者のうち、黒田基樹さんと柴裕之さんは大河ドラマ「豊臣兄弟!」で時代考証を担当されています。

NHK出版
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著:黒田 基樹
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