豊臣兄弟！ 2話あらすじとネタバレ願いの鐘

2025年12月15日

豊臣兄弟！ 2話あらすじ

祝言を逃げ出す直

尾張国の統一を目指す織田信長（小栗旬）は、織田一族の織田伊勢守信賢の居城である岩倉城の攻略。

その頃、小一郎の幼馴染みである直（白石聖）は祝言を挙げることに。なか（坂井真紀）・とも（宮澤エマ）・あさひ（倉沢杏菜）たちは、祝言が行われる坂井喜左衛門（大倉孝二）の屋敷に向かうものの、小一郎（仲野太賀）は一人で家に残ることに。

すると小一郎のもとに祝言が嫌で逃げてきた直が突然現れ、小一郎に一緒に村を出ようと誘います。

小一郎、武士になると決意

そこへともが家に戻ってきて喜左衛門の屋敷に野盗が現れたと言い出します。小一郎は村人たちと協力して野盗を追い払ったものの、今度は野武士の集団が現れて略奪を開始。

小一郎と直は古井戸に隠れて野武士たちの襲撃から逃れたものの、静まり返った村には仲間の信吉（若林時英）の遺体が。

何もできずに悔しさを滲ませる小一郎に対して藤吉郎（池松壮亮）は「わしと一緒に侍になれ」と声をかけます。その言葉で武士になると決めた小一郎は、藤吉郎・直とともに織田信長の居城である清須城の城下町へ向かうことに。

豊臣兄弟！ 2話ネタバレ

豊臣秀長の動向が明らかになるのは1574（天正2）年以降

「豊臣兄弟！」の2話「願いの鐘」で小一郎（仲野太賀）は武士になると決心します。

実在した豊臣秀長（1540~1591年）も51年の生涯のどこかで武士になったことは間違いありませんが、具体的にいつ武士になったのかは判明していません。

大河ドラマ「豊臣兄弟！」のガイドブックである「豊臣兄弟! 前編 (NHK大河ドラマ・ガイド)」の154ページには、豊臣秀吉と秀長の略年譜が掲載されていますが、前半は秀吉のことばかり書かれています。

秀長が史料で初めて登場するのは1574（天正2）年。このとき秀長は35才（満年齢で34才）で、伊勢国の長島で発生した一向一揆を鎮圧するために出陣したことが「信長公記」で記述されています。

「豊臣兄弟！」の2話は1559（永禄2）年ごろのお話ですが、実際に豊臣秀長がこの年に武士になったかどうかは分かりません。

豊臣秀長の年表

豊臣秀長の人生が史料などで明らかになるのは後半生からです。その豊臣秀長の年表は以下のとおりです。大河ドラマ「豊臣兄弟！」を視聴する上でぜひ参考にしてください。

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西暦（和暦）	年齢（満年齢）	出来事
1540（天文9）年	0才	父・妙雲院栄本と母・天瑞院殿（なか）の次男として尾張国で誕生
1574（天正2）年	34才	伊勢国の長島一向一揆鎮圧のために先陣として出陣。桑名を守備
1578（天正6）年	38才	羽柴秀吉による中国征伐に出陣。但馬国竹田城の城代として朝来郡・養父郡を支配
1580（天正8）年	40才	但馬国出石城城主になる。羽柴秀吉の鳥取城攻めに出陣
1582（天正10）年	42才	従五位下美濃守に任官
1583（天正11）年	43才	播磨国の姫路城主として播磨・但馬の2カ国の支配と丹波福知山の経営
1584（天正12）年	44才	小牧・長久手の合戦に出陣。織田信雄と和議の交渉を行う
1585年（天正13）年3月	45才	紀州征伐に出陣し戦後に紀伊・和泉を支配。和歌山城を居城とする
1585年（天正13）年5月	45才	四国征伐に総大将として出陣。戦後に四国国分を行う
1585（天正13）年8月	45才	大和国を加増され100万石の大名に。居城を大和郡山城に移す
1586年（天正14）年	46才	九州征伐の副将として出陣。豊前・豊後・日向国方面の戦線を担当
1587年（天正15）年5月	47才	九州国分。豊前・豊後・日向・大隈国の知行割を行う
1587年（天正15）年8月	47才	従二位権大納言に任官。この頃から霍乱に悩む
1588年（天正16）年5月	48才	正親町上皇と後陽成天皇による聚楽行幸に公家として参列
1590（天正18）年	50才	病気の症状が次第に重くなり小田原征伐には出陣せず留守居役に
1591（天正19）年1月	51才	病気のため大和郡山城で死去